夫婦共働きが増えたのに、旦那が育児をしなくて

「一緒にいるとイライラする」

「旦那の存在が邪魔になった」
と感じる女性は多いものです。

別居中のワンオペママである私も、育児をせず自分勝手な旦那に
「何のためにこの人と一緒にいるんだろう?」
と感じた過去があります。
そんな自分中心だった旦那ですが、今では以下の出来事をきっかけに、指示されなくてもオムツ交換してくれたり、私の要望を聞いてくれたりするようになりました。
今回は子育てしない旦那の特徴と一緒に、私が旦那を変えた具体的な方法を紹介します。
- 子育てしない旦那には5つの特徴がある(昭和思考タイプ、逃避タイプ、自称イクメンタイプ、防衛タイプ、最も孤独を感じるタイプ)
- 旦那が育児しない原因はモデリング理論による「父親のロールモデル」が関係する
- 我が家の旦那が変わるきっかけになった改善策は5つある
- 旦那へのイライラが止まらない時は、「きらりライフサポート」や「ミニメイド・サービス」といった外部サービスの利用がおすすめ
- 産後クライシスは、旦那に負担を共有したり、負荷を実感させたりして改善できる
- 最終手段を取る前に「オンラインカウンセリング「Kimochi」」で心理学の専門家にアドバイスをもらうのもアリ
- どうしても改善しない場合は、別居も1つの手段になる
旦那と何度話し合っても「無理だった」私でも、夫婦関係を改善できた方法なので、「どうせ変わらない」と思っているママは、是非一度試してみてください。
子育てしない旦那の特徴あるある【タイプ別】

子育てしない旦那はその心理的背景によって、いくつかの行動パターンが見られます。
たとえば、実家の父親が育児参加していなかった場合、旦那は家事育児は妻の担当と思い込んでおり、子どもが泣いても「泣いてるよ!」と言うだけで動きません。
育った環境や性格によっても行動パターンが変わるため、ここでは旦那のタイプ別に特徴をまとめました。

ちなみに我が家の旦那は、「自称イクメン」で「すぐ逆ギレする」一番ややこしいタイプで、「もう一生変わらないだろう」と思っていましたが、今では育児に参加してくれるようになりました。
我が家の実体験は後ほど紹介しますが、まずはあなたの旦那がどのタイプに属するのか、以下内容でチェックしましょう。
「俺は稼いでる」旦那(昭和思考タイプ)│危険度★★★☆☆

父親が家事育児しない家庭で育った人に多いのが、「俺は稼いでるんだから、家では休む権利がある」という古い価値観を持っているタイプです。
このタイプは、自分が家事育児しないことに対する「違和感がゼロ」なので、以下のようなセリフをよく言います。
- 「俺は外で稼いでる」
- 「家にいないんだから仕方ない」
- 「家にいる時くらい、ゆっくり休ませろ」
- 「家にいるだけなのに、そんなに大変?」
特に父親が家で威張るタイプだった場合、「家庭内では自分が優位に立つのが当たり前」と幼少期から学習しており、行動も自分中心になりがちです。
- ほとんど子どもの相手をしない
- 家にいてもTVを見たり、寝てるだけ
- 子どもよりもスマホ優先
こんな旦那と一緒にいると、「自分の働きは軽視されている」「対等なパートナーではなく従わされている」気持ちになりますよね。
でもこのタイプは、幼少期の家庭環境による影響で「男は外、女は家」という性役割意識が強く、本人の本質が悪いわけではない場合が実は多いです。
ただ「そう教えられてきただけ」で、気付きさえ与えられれば価値観を変えるきっかけになります。
ではどう気付きを与えるのか、その方法は以下で説明しているので確認しましょう。
「やり方がわからない」旦那(逃避タイプ)│危険度★★☆☆☆

これまで子どもと関わる機会が少なかったり、父親に遊んでもらった経験がない人に多いのが、やり方がわからず育児に参加できないタイプの旦那です。
幼少期に父親との関りが少ない人は、男性が「どう振る舞えばいいか」のモデルがないため、自分が育児するイメージが湧きません。
その結果、以下のようなセリフや行動が見られます。
- 「やり方がわからないから出来ない」
- 「泣かれるから無理」
- 「どうすれば良いの?」
- 子どもが泣くと即ママにバトンタッチ
- 指示がないと動けない
- 遊び方がわからず、YouTubeやテレビに頼る
- 危ない場面でどう対処すべきかわからずフリーズする
頼りない旦那の態度に、

「私だって最初は初心者だったのに!」

「逃げてるだけでしょ?」
とママは感じますよね。
でも年の離れた親戚やいとこがいなかったり、末っ子だったりして、今まで子どものお世話をする機会がなかった人は、子どもにどう接すれば良いかわからず戸惑いがちなんです。
さらに育児は経験が少ないと、最初から「できないに違いない」と思い込みやすく、このタイプの旦那には小さなことから関わらせる必要があります。

簡単なタスクから始めて少しずつ成功体験を積めると、自然に「できるかも」という気持ちが育ち、旦那が変わるキッカケになります。
具体的にどうやって「成功体験」を積むのか、その方法は以下で解説しているので、あわせて確認してください。
自分を「イクメン」だと思っている旦那(自称イクメンタイプ)│危険度★★★☆☆

自分の努力を大きく見積もる癖があったり、プライドが高かったりする男性に多いのが、自分を「イクメン」だと思っている自称イクメンタイプです。

我が家の旦那はこのタイプですが、よく以下のようなセリフや行動をして、私をイライラさせていました。
- 「俺は結構やってる方だよね?」
- 「他の旦那より育児してるよ?」
- 「世の中、俺みたいに育児してる旦那は少ないよ?」
- 「オムツ替えといたよ」
- たまにやった家事育児を「ドヤ顔でアピール」
- 楽な育児だけ担当し、大変な部分は避ける
- 自分の行動を「盛って」話す
- 「もっとやってほしい」と言うと「俺はやってる!」「感謝が足りない!」と逆ギレする
このタイプは実家から「男なのに偉いね」など、少しやっただけで褒められる文化の中で育ったため、少しの関わりで「自分は十分やっている」と錯覚しています。
そして家事育児の全体像を理解できていないため、妻の負担は見えておらず、自分がやったことだけをカウントするんです。
この「成功体験の偏り」と「認知の偏り」が、自分の努力を大きく見積もる癖につながり、自己評価を歪めさせます。

このタイプの旦那は「俺は頑張ってる」と思いたい心理が強く、承認欲求に弱いため、自尊心を刺激する言葉が行動の原動力になります。
面倒だと感じますが、育児参加を促すには「褒めて育てる」スタイルがおすすめです。
ちなみに私は「褒めて育てる」スタイルはあまり実践できませんでしたが、後に紹介する方法で旦那が変わりました。
自信過剰な旦那にイライラするママは、あわせて内容を確認してみてください。
参考:Eddie Brummelman et al.,2015,“Origins of narcissism in children,”Psychological and Cognitive Sciences,112(12):3659-3662,(Retrieved February 18,https://doi.org/10.1073/pnas.1420870112).
すぐ逆ギレする旦那(防衛タイプ)│危険度★★★★☆

「自己評価」が高く「他者支配欲求」が強いタイプの旦那は、すぐ逆ギレして自分を守ろうとします。

我が家の旦那が当てはまりますが、妻から何か言われると自分が否定されたと感じて、自分の立場を守るために攻撃的な態度をよく取っていました。
このタイプがよく言うセリフや行動パターンには以下があります。
- 「たったそれだけで?」
- 「じゃあどうすればいいんだよ!」
- 「もういいわ!」
- 「そんなに言うなら自分でやれば?」
- 指摘されると即怒りで反応する
- 自分の非を認めない
- 自分の言いたいことだけ言って、会話を投げ出す
- 妻の言葉に耳を傾けない
幼少期に親が厳しく、褒められるより叱られる経験が多かった人は、「怒られる=価値がない」と学習しており、指摘されると子どもの頃の「否定された感覚」が無意識に蘇ります。
「他人を支配したい」「コントロールしたい」という支配欲求が強い場合も、怒りで妻をコントロールしようとして、すぐに逆ギレします。

我が家の旦那は父親から厳しく育てられ、「支配欲」が強く「俺様思考」の性格だったため、私が何か言うと「俺は悪くない!」と言い訳や他責志向ばかりでした。
常に被害者ポジションで話し合いすらできない関係性に、「もう無理」「離れたい」と何度も思いましたが、以下の出来事をきっかけに旦那が変わり始めました。
そのきっかけは後の内容で紹介するので、

「旦那と一緒にいる意味を感じない」

「本当はわかり合いたいのに、理解してもらえない」
という悲しさや寂しさを感じているママは、あわせて確認しましょう。
参考:小林茉那・瀬戸正弘,2025,「自己愛傾向が恥への対処スタイルとストレス反応に及ぼす影響」『The Japanese Journal of Personality Psychology』34(1):84–87,(2026年2月18日取得,https://doi.org/10.2132/personality.34.1.13).
濱口佳和,2017,「大学生の能動的・反応的攻撃性に関する研究-尺度構成と攻撃的行動傾向との関連の検討-」『教育心理学研究』65:248-264,(2026年2月18日取得,https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjep/65/2/65_248/_pdf).
無関心な旦那(最も孤独を感じるタイプ)│危険度★★★★★

アレキシサイミア傾向で感情処理が苦手だったり、「責められたくない」気持ちが根底にあったりする旦那は、親密な関係で「距離を置く」傾向が強く、育児に無関心になりがちです。
このタイプの旦那には以下のようなセリフや行動が見られます。
- 「ふーん」
- 「任せる」
- 「好きにすれば?」
- 妻や子どもの話を聞いていない
- 妻の感情に反応しない
- 家庭の問題に関わらない
責められたくないタイプの旦那は、家庭問題に関わると「また俺が悪いって言われるんだろうな…」という予測が働きます。
夫婦間の衝突を避けるためにも、「最初から関わらない方が安全」と判断して「無関心」になるんです。

そしてアレキシサイミアとは気持ちを認知する障害のことで、感情を理解したり、表現したりするのが苦手な状態を指します。
アレキシサイミア傾向の人は一見冷たく思えるかもしれませんが、本人に悪気があるわけではなく、妻の気持ちに気付けなかったり、どう反応すれば良いかわからなかったりする不器用さに原因があります。
旦那の無関心を改善する方法は根本原因によって異なりますが、アレキシサイミアが理由の場合は完全に改善させる方法がありません。
アレキシサイミアはカウンセリングや心理療法、認知行動療法などを通して改善を期待できるものの、妻の力で旦那を変えるのは非常に難しいのです。
もし妻が1人で抱え込んでしまった場合、カサンドラ症候群といった「パートナーが感情を理解してくれない・共感してくれない」状態が続き、強い孤独・無力感・自己否定に陥る可能性も上がります。
旦那が無関心な原因を理解したうえで、1人で抱え込むのが難しいと思ったときは、「オンラインカウンセリング「Kimochi」」などを利用して、旦那との関わり方を相談したり、悩みを吐き出してアドバイスをもらってみてください。
「オンラインカウンセリング「Kimochi」」は、心理学の専門家である公認心理師がオンラインでカウンセリングしてくれるので、「外出するのが面倒」「時間がない」人でも気軽に話を聞いてもらえておすすめです。
参考:品川メンタルクリニック,2026,「アレキシサイミア(失感情症)とは?その特徴と原因について」,品川メンタルクリニックホームページ,(2026年2月18日取得,https://www.shinagawa-mental.com/column/psychosomatic/alexithymia/).
赤羽すずらんメンタルクリニック,2026,「失感情症(アレキシサイミア)とは?症状の特徴と原因、対処法を解説」,赤羽すずらんメンタルクリニックホームページ,(2026年2月19日取得,https://stressmental.com/alexithymia).
Jamileh Zarei, Mohammad ali Besharat,2010, “Alexithymia and interpersonal problems”Procedia – Social and Behavioral Sciences, 5:619-622, (Retrieved February 19, https://doi.org/10.1016/j.sbspro.2010.07.153).
笹川 智子ほか,2004,「他者からの否定的評価に対する社会的不安測定尺度(FNE)短縮版作成の試み : 項目反応理論による検討(原著)」『行動療法研究』30(2):87-98,(2026年2月19日取得,https://doi.org/10.24468/jjbt.30.2_87).
武田薬品工業株式会社,2022,「発達障害との向き合い方ガイドブック 周囲の方へ カサンドラ症候群とは 特徴や症状、対処法と相談先について紹介」,生きづらさを、生きやすさに 大人の発達障害ナビ,(2026年2月19日取得,https://www.otona-hattatsu-navi.jp/how/surroundings6/).
【別居中ワンオペママの体験談】育児参加するようになった旦那との過去のやり取り

我が家の旦那も主体的に育児参加せず、妻の気持ちにも寄り添えないタイプだったので、今まで数えきれないほど衝突を繰り返してきました。
私が今まで旦那に言われてきた言葉には、以下があります。
- 「産んでないんだから、育児できなくても仕方ない」
- 「俺の方が疲れてる」
- 「俺ばっかりやってんじゃん」
- 「そんなに大変?」
- 「俺は一体いつ休めばいいんだよ」
これらの言葉は、幼少期から母親に過剰に褒められて育った経験や父親が育児介入しなかった家庭環境による影響が大きいです。

今思い出しても許せない言葉ばかりですが、心無い発言をされる度に怒鳴り合いの喧嘩へ発展し、
「この人は何のためにいるの?」
「一緒にいる意味ある?」
と感じるようになりました。
そして最終的には息子を連れて家を出て、現在は別居生活を送っています。
別居後も暫くは喧嘩ばかりで、「わかり合うなんて到底不可能」と思っていましたが、以下で紹介する「きっかけ」を通して、少しずつ旦那が変わっていきました。
今思うと、別居前は「理解されない」と感じる私と、「責められた」と感じて自己防衛に走る旦那で、典型的な気持ちのすれ違いがあったと感じています。

関係性が少し前進した今では、指示されなくても子守りしてくれ、私の気持ちも「どうしたの?」
「なにかあった?」
と以前より気にかけてくれるようになりました。
過去には「絶対に無理」と思っていた私でも、旦那を少しずつ変えられた方法なので、「虚しさ」や「孤独感」を感じているママは、後ほど紹介する方法を実践してみてください。
【元小児科看護師目線】旦那が育児しない理由と心理的背景

ここまで旦那のタイプ別に、夫が育児参加しない理由を解説してきましたが、看護師目線で見るといずれのタイプにも共通した原因が存在します。
その原因はモデリング理論による「父親のロールモデル」です。
モデリング理論とは、「人は他者の行動を観察し、それをまねることで学習する」という理論のことを指します。

心理学者バンデューラの社会的学習理論では、
「人は周囲の大人の行動を観察し、それを模倣して育つ」
とされており、男の子は父親の姿を見て、家庭内の男性役割を学習するんです。
つまり父親が無関心だと、子どもは「家庭は母が回すもの」と学び、父親が怒鳴る姿を見ると、子どもは「家庭内トラブルは怒りで解決する」と学習します。

私の旦那を含め、友人の旦那でも育児参加しないパパは、父親に遊んでもらった経験がなかったり、実家が亭主関白だったりするケースがほとんどでした。
旦那が育児参加しない原因は、実は実家の家庭環境に大きな影響を受けているのです。
旦那が変わった「きっかけ」はこれだった

では実際に、我が家の旦那が変わるきっかけになった改善策を1つずつ紹介していきます。
具体的に私が実践した方法は、以下の5つがあります。
- 完璧をやめた(失敗させた)
- 任せた役割は旦那に丸投げした
- 感謝して褒めた
- 子どもの反応を利用した
- 休日に旦那1人で子守りさせた
育児参加しない旦那を変えるには、旦那の心理に合わせた「行動科学的アプローチ」が必要になります。
行動科学とは、心理学・脳科学・社会学・教育学などを横断して、人間の行動を科学的に解明する学問のことです。
わかりやすく言うと、「正論で説得しても人は動かない」「環境と仕組みを変えると人は動く」といった科学的事実を扱う学問を指します。

感謝して褒めたり、子どもの反応を利用したりするのは、旦那が自然と動き出したくなるような「仕組み」や「刺激」を作るためです。
つまり「責める」のではなく、「任せて・失敗させて・成功体験を積ませる」という行動科学に基づいた関り方が大切なんです。
「具体的にどう関われば良いのかわからない」という人は、以下の内容を参考に実践してみてください。
参考:山本淳一,2017,「行動科学の基礎と応用」『行動科学』1(1):1–10,(2026年2月18日取得,https://www.jahbs.info/TB2017/TB2017_1_1.pdf).
完璧をやめた(失敗させた)
まず1つ目の方法は、完璧を手放して、旦那にも「経験させる余白」をつくることです。

完璧主義だった私は、オムツ交換をお願いするとお尻にフィットしておらず漏れていたり、お着換えをお願いすると裏表逆に着せたりする旦那にイライラして、「私がやったほうが早い」「失敗されたら余計に大変」と育児も家事も全部1人で抱え込んでいました。
旦那も育児参加する度に指摘されたり、イライラされると、「どうせ俺がやると怒られる」から「やらないほうがマシ」という結論にたどり着いてしまいます。
あなたも一生懸命やったのに毎回ダメ出しや失敗を指摘されると、やる気を無くしてしまいませんか?
それは旦那も一緒で、完璧を求める姿勢が旦那を育児参加しづらくさせて、子育てから遠のける原因になっているのです。

私は完璧を手放してから自分自身のストレスが減り、旦那も言われなくても子どものオムツを替えたり、ご飯を食べさせたりしてくれるようになりました。
片付けの大変さや余計な手間を増やされたくない気持ちはとてもよくわかりますが、完璧を手放すとあなた自身も楽になるので実践してみてください。
任せた役割は旦那に丸投げした
完璧をやめると決めたら、次は「任せた役割は旦那に丸投げする」ことを意識してみてください。

以前の私は、「お風呂はお願いね」と言いながら、
「オムツを最初に履かせて」
「服はアンパンマンがお気に入りだから、アンパンマンを着せて」
と細かく指示を出したり、片付けは私がしたりと手を出していました。
でもこれでは、旦那はいつまで経ってもお風呂を「自分の仕事」として認識できず、ママの仕事が減りません。
我が家は今、お風呂を沸かして入浴後のお片づけまで全て旦那に一任しています。
最初はもちろん上手くいかず、びしょびしょのまま服を着せていたり、子どもが服を着てくれなかったり、失敗ばかりでした。

でも口や手を出さずに見守ったことで、
「びしょびしょのまま服を着せたら子どもが寒いかな」
「服を着てもらうには、お気に入りの洋服を用意したら良いんだ」
と旦那自身で気付き、行動を改善していったんです。
行動科学や心理学では、人は自分で決めたこと・自分で工夫したことには、責任感と継続力が生まれるとされています。
完璧を捨てると決めたら、任せた育児は旦那に丸投げして、責任感を持たせる環境作りをしていきましょう。
参考:岡田涼,2010,「自己決定理論における動機づけ概念間の関連性――メタ分析による相関係数の統合」『パーソナリティ研究』18(2):152-160,(2026年2月18日取得,https://www.jstage.jst.go.jp/article/personality/18/2/18_2_152/_article/-char/ja/).
感謝して褒めた
任せた役割を丸投げするようになってから、私が意識して続けたのが 「感謝して褒める」ことです。
行動科学では、人は「認められた行動」を繰り返すといわれています。

正直以前の私は、「やって当たり前」「もっとこうしてほしい」という気持ちが強く、旦那の行動を「評価」することはあっても、「承認」することはほとんどありませんでした。
でも少しずつ、「助かったよ」「ありがとう」と意識して言葉に出すようにしてから、旦那の態度が変わりました。
今では、「俺がいないといけないんだから」と言いながら、自信満々でお願いしたことをやってくれています。
「旦那は褒めて育てる」と聞くように、あなたの旦那も感謝して褒めて、上手に扱いましょう。
参考:津田彰・石橋香津代,2019,「行動変容」『日本保健医療行動科学会雑誌』34(1):49-59,(2026年2月18日取得,https://www.jahbs.info/journal/pdf/vol34_1/vol34_1_2.pdf).
子どもの反応を利用した
承認欲求の強かった旦那によく効いたのが、子どもの反応を利用して育児を促す方法です。
子どもは、パパが抱っこすると笑ったり、遊んでもらうと声をあげて喜んだりします。
この純粋でストレートな反応は、大人のどんな言葉よりも強いメッセージになり、旦那の行動を促してくれました。

「パパと遊ぶの大好きなんだよね」
「パパが大好きだから、一緒にお風呂に入りたいんだって」
と伝えると旦那は、「仕方ないなー」と言いながらも嬉しそうに、子どもに関わっていました。
これを繰り返すうち、旦那の子どもに対する愛情や接する時間も増え、パパとの距離も縮まっていったのです。
子どもがパパに懐いていない家庭でも有効な方法なので、試してみてください。
休日に旦那1人で子守りさせた
ここまで紹介した方法を実践して、旦那が育児に慣れてきた段階で取り入れたのが、「休日の子守り」です。
初めはママもパパも不安かもしれませんが、育児の大変さを知り、父親としての自信を育てるために「1人の子守り」は大きな役割を果たしてくれます。

我が家の旦那は休日に1人で子守りしてから、
「今日はどこに連れて行こうかな」
「次の休みは俺が見てようか?」
と言ってくれるようになりました。
そしてパパと2人で過ごす時間が増えるほど、子どもはパパに安心感を持ち、パパを求める場面もどんどん増えていきました。
つまり「1人で子守りした」経験は、「俺でもできた」という成功体験を積み、「子どもが喜んでくれた」という自己効力感を育て、「これをしたら喜んでくれるかな?」「もっと関わりたい」という気持ちを自然と湧かせるきっかけになったのです。
「1人で任せるのが不安」なママは、義実家や実家などサポーターがいる状況で1日任せてみたり、美容院に行ってる間だけなど短時間から始めたりしてみると良いですよ。
【実体験】ワンオペ育児で旦那へのイライラが止まらないときの対処法

どうしても旦那へのイライラが止まらない時は、外部サービスを利用して1人時間を作るのがおすすめです。
ワンオペ育児を続けていると、自分の時間がほとんど得られないため、イライラするのは当たり前です。
実際に脳科学では、慢性的ストレスによりストレスホルモンが高い状態が続くと、前頭前皮質の働きが低下し、判断力・計画力・注意力が落ちると報告されています。
他にも休息が足りていないと、育児面で以下のような悪影響があります。
- ストレスが蓄積すると、感情のコントロールが難しくなり、「怒り」「イライラ」が増える
- ストレスは共感性を下げ、子どもの気持ちに寄り添いにくくなる

私も経験がありますが、少しでも1人時間が確保できると驚くほど気持ちがスッキリして、子どもに余裕を持って接することができるようになりました。
実家や義実家を頼るのも1つの手段ですが、頼れる先がない人は、ベビーシッターや家事代行・一時保育などを頼ってみましょう。
ママが1人時間を作る方法やおすすめの外部サービスは「母親が「1人になりたい」と思うのは普通!【元小児科看護師ママの実体験】」でまとめているため、参考にしてみてください。
その中でも特に私がおすすめするのは、育児のお手伝いと家事代行どちらも依頼できる「きらりライフサポート」と、高い信頼性を得ている「ミニメイド・サービス」です。
「きらりライフサポート」は無料カウンセリングも実施しているので、外部サービスの利用に不安がある人は、まずカウンセリングで相談してみるのもおすすめです。

参考:増尾好則,2026,「ストレスと脳」,東邦大学ホームページ,(2026年2月27日取得,https://www.toho-u.ac.jp/sci/bio/column/029758.html).
内城喜貴,2023,「共感する脳の働きを解明、自分と他者の情報併せ持つニューロン発見 ASDの理解増進へ」,Science Portal科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」,(2026年2月27日取得,https://scienceportal.jst.go.jp/stories/20230807_g01/).
【看護師目線】産後クライシスに陥っても関係性の修復は可能
旦那が子育てしない場合、夫婦仲が産後急激に悪化するケースは多いです。

私自身も、旦那にイライラし始めて夫婦関係が悪化したのは妊娠や出産を経てからでした。
産後クライシスとは、出産後から2〜3年の間に夫婦仲が急激に悪化する現象のことで、この状態を改善させるのは決して簡単ではありません。
しかし産後クライシスを経験した私は以下の方法で、関係性を修復できた過去があります。
- 1日の負担を共有する
- 自分がしていることを、旦那にも経験してもらう
我が家は産後、「私の方が大変」「俺の方が大変」とお互いの苦労や負担に気が付けない状態にありました。
特に旦那が妻の負担を理解できないのは、妊娠や出産、育児といった経験がないからです。

そこで私は、「毎日子どもとどのような過ごし方をしているのか」「何が大変なのか」を繰り返し伝え、実際に1人で子守りもしてもらいました。
その結果、今では「あの時は妻の環境を理解できてなかった」「妻の大変さを知らなかった」と反省してくれるようになったんです。
もし今夫婦関係に悩んでいるママは、上記方法を試してみると良いですよ。
「上記の方法を実践したけど、改善しなかった」場合は、最終手段を取る前に「オンラインカウンセリング「Kimochi」」などで、心理学の専門家からアドバイスをもらいましょう。
参考:塩野悦子ほか,2021,「妊娠期の初産夫婦に対する産後クライシス予防プログラムの開発と有用性」『宮城大学研究ジャーナル』1(1):31-041,(2026年2月27日取得,file:///C:/Users/Owner/AppData/Local/Temp/MicrosoftEdgeDownloads/99c9e4b4-fb96-4a30-85e0-2aeef5d13a36/031-041_1-1-16-%E5%A1%A9%E9%87%8E.pdf).
どうしても無理な場合の選択肢【最終手段】

色々な方法を試してみて、それでも無理な場合は、別居してみるのも1つの手です。

我が家は現在別居中ですが、別居生活も旦那を変える大きな一助になりました。
別居すると旦那はこれまで妻がしてくれていた役割を全て1人でこなさなければいけません。
加えて保育園のお迎えから翌日の送迎まで、1度旦那に任せてみると、家事・育児・仕事の両立がどれほど大変かを知るきっかけになります。
「家事育児ってこんなに大変なんだ」と気付けると、「今まで自分は妻を理解できていなかった」「思いやりがなかった」と自身の言動を振り返る機会につながります。
「別居=終わり」ではなく、「別居=関係を守るためのリセット」になるので、どうしても夫婦生活が辛いママは、関係性改善のための1つの手段として知っておきましょう。
まとめ|旦那のストレスで限界になったら周りを頼って良い

旦那が子育てしてくれない様子に、

「私ばかり大変な思いをしている」

「突き放されているようで、味方がいない」
と感じるママは多いです。
子育てしない旦那には、以下5つのパターンがあり、どれも幼少期の家庭環境や性格など、様々な要因が絡んでいます。
我が家の旦那も「自称イクメンタイプ」と「防衛タイプ」を併せ持つ厄介な存在でしたが、以下5つの方法で以前より育児参加してくれるようになりました。
- 完璧をやめた(失敗させた)
- 任せた役割は旦那に丸投げした
- 感謝して褒めた
- 子どもの反応を利用した
- 休日に旦那1人で子守りさせた
とはいえ、実際は短期間で旦那を変えるのは難しく、我が家も数年かけて徐々に変わっていきました。
もし今、ワンオペ育児で旦那へのイライラが止まらない場合は、育児のお手伝いと家事代行どちらも依頼できる「きらりライフサポート」や、高い信頼性を得ている「ミニメイド・サービス」といった外部サービスの利用がおすすめです。
相談できる相手が周りにおらず、1人で抱え込んでしまっているママは「オンラインカウンセリング「Kimochi」」で心理学の専門家である公認心理師にアドバイスをもらってみましょう。
外部サービスを併用してママの負担を減らしながら、少しずつ旦那を変えていくのがおすすめです。
