働きながら育児していると、子どもが急に熱を出したり、夕方に突然仕事が入ったりする場合がありますよね。

そんなタイミングでベビーシッターを探しても、
「当日対応できるシッターが見つからない…」
と焦った経験が、ひとりナースママにもありました。
しかし何度も「当日探し」を繰り返すうちに、「運」ではなく「探し方のコツ」で見つかる確率が変わると気付いたのです。
本記事では、看護師ママの私が実際に当日・緊急でシッターを探したリアルな体験談と共に、探し方のコツやシッターがどうしても見つからない場合の対処法を紹介します。
- 当日予約できるシッターが見つからない理由
- 「当日」や「緊急」でシッターを探す時の現実的な方法3選
- 自宅に来てもらう時の不安を減らす安全チェックリスト
- 週5日利用や1日だけなど、実際にかかる費用と当日料金の違い
- 看護師目線で見る「信頼できるシッター」の条件
- シッターがどうしても見つからない時の対処法
お値段が気になる人や、自宅に来てもらうことへの不安がある人は、実際の費用目安や自宅訪問の不安を解消する方法もまとめたので、参考にしてみてください。
シッターが見つからないのはなぜ?現場ママのリアルな壁

当日や緊急で対応できるシッターがなかなか見つからないのは、以下4つの理由があります。
- 当日対応できるシッターがそもそも少ない
- 朝や夕方など人気の時間帯は予約が殺到する
- 口コミ評価の高い人気シッターは定期契約で枠が埋まりやすい
- 「家事・送迎・当日OK」など、条件を絞ると候補者が一気に減る

私も夕方に突然仕事が入った際、「19時以降・保育園のお迎え・当日OK」で検索するとヒットするシッターは0名~数名でした。
特に病児対応できる人や7〜9時の朝方、16〜19時の夕方は需要が集中して、数分で予約が埋まってしまいます。
共働き家庭にとって「シッターが見つからない」のは切実な問題で、看護師である私を含めシフト勤務や突発的な呼び出しが多い仕事は、働き続けることのハードルが高くなります。
「シッターが見つからない」原因は、単に登録数の少なさではなく、条件や時間も関係するとまず理解しましょう。
そして次の内容では、「そんな中でも当日シッターが見つかる具体的な探し方」を、私の実体験から紹介します。
「当日」や「緊急」でシッターを探す時の現実的な方法3選!

「当日」や「緊急」でシッターを探す時は、以下3つの方法を押さえなければ、見つけるのが困難になります。
- 即日対応できるアプリを活用する
- ファミサポや病児保育を併用する
- 複数のサービスを登録しておく

私自身も、日頃活用していたサービスではシッターが見つからなかったけど、他のサービスでシッターが見つかった経験がありました。
当日予約は必ず周囲との争奪戦になるため、周りと差をつけてシッターを見つけやすくする工夫が大切です。
具体的な方法は、以下の内容でわかりやすくまとめたので、確認してみてください。
【方法①】即日対応アプリやサービスを活用(ポピンズシッター・キッズラインなど)

1つ目のポイントは、即日対応できるアプリやサービスを登録して活用することです。
サービスによっては、「当日予約不可」や「病児預かり不可」とルールが決められている場合があり、そのようなサービスでシッターを探しても見つかりません。

私も最初はルールを知らず、「当日予約不可」のサービスでシッターを探し続けてタイムロスした経験があります。
当日のベビーシッター探しは時間との闘いになるため、どこを頼るべきか事前にリサーチしておく必要があります。
当日予約や病児対応が可能な代表的サービスを以下にまとめたため、参考にしてみてください。
| サービス名 | 特徴 | 病児対応 | 対応エリア |
|---|---|---|---|
| キッズライン | ・個人シッターが豊富で、当日予約に強い ・24時間検索可能 ・自治体の助成金が使える | △ (シッターにより異なる) | 全国 |
| ポピンズシッター | ・有資格者が多く、看護師や保育士比率が高い ・依頼時間や場所に柔軟に対応できる ・自治体の助成金が使える | 〇 | 一部エリアを除き、ほぼ全国的に対応可能 |
| KIDSNAシッター | ・登録シッターはすべて保育士、幼稚園教諭、看護師の資格を持つプロフェッショナル ・自治体の助成金が使える | △ (シッターにより異なる) | 主要都市を中心に東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、京都府、愛知県、福岡県など |
| 育児119 | ・24時間365日対応可能 ・業界初の電話1本で利用可能 ・駆けつけプランがあり、最短1時間で来てもらえる | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、福岡県 |
基本的にアプリやネットでシッターを探す時は、以下の手順で行います。
- 「対応エリア」を自宅または勤務先周辺に設定
- フィルターで「当日予約OK」「病児対応可」をON
- 予約可能時間を「今から数時間以内」に指定
操作は難しくないため、開けば誰でも簡単にシッターを探せます。
事前に調べておくと、当日戸惑ったり、焦ったりするケースが減るため、登録してアプリや検索画面を触っておきましょう。
【方法②】自治体・病児保育の「緊急枠」を確認する

「民間サービスだとシッターが見つからない!」という時は、病児保育や自治体サービスを確認しましょう。
緊急時にシッターを見つける可能性を上げるためには、民間サービスに限らず、利用できるサービスは一通り調べておいて損はありません。
例えば群馬県高崎市の自治体では、専用ダイアルへ電話すると1時間250円という低価格で、原則1時間以内にヘルパーが駆けつけてくれるサービスがあります。
他にも埼玉県川口市の病児・病後児保育サービスは、Webや電話で当日予約が可能で、空きがあれば1日当たり2,000円で利用できます。

地域のファミリー・サポート・センター(ファミサポ)が病児対応を始めている自治体も増えています。
「ここがダメでも、こっちなら見つかるかも」と思えると心理的な負担も減るため、自治体サービスや病児保育もあわせて確認してみてください。
【方法③】複数サービスを登録しておくのが安心

そして最も大切なポイントは、複数のサービスを併用して登録しておくことです。
サービスによって登録シッターの属性や対応時間が違うため、2〜3サイトを併用すると当日の対応確率が上がります。

探せるシッターの母数が増えるので、当然といえば当然ですね。
さらに対応率を上げるためには、複数サービスを普段から活用しておきましょう。
日頃からお願いしているシッターだと、顔なじみという理由で緊急時に優先してもらえる場合があります。
ママにとっても慣れているシッターの方が、初対面のシッターにお願いするより断然安心です。
日頃から複数サービスを併用するのが難しくても、登録しておくだけで緊急時にシッターが見つかりやすくなります。
【実体験】看護師ママが「当日・病児」でシッターを予約した話

私は「絶対に外せない仕事」がある日に限って熱を出してしまった息子を、「当日・病児」という条件でシッターに預けた経験があります。

「保育園には預けられない」
「でも仕事は欠かせない予定があって欠勤が難しい」
この状況で頭の中は「どうしよう」と焦りでいっぱいでした。
そんな中どうやってシッターを見つけたのか、私が実践した行動は以下です。
- ラベルキッズラインやポピンズなど、登録しているサービスを総動員
まず最初に動いたのは、普段から登録している病児OKなサービスの窓口に電話をかけ、対応できる人がいないか探してもらうことでした。
それと併用しつつ、キッズラインやポピンズシッターなどのマッチング型サービスでシッターを探し、見つけ次第メッセージを入れました。
- ラベル病児保育など自治体のサービスを総動員
メッセージや電話でシッターからの連絡を待つ間も、病児保育の予約窓口へ空き状況を確認して、民間サービスに限らず利用できるものがないか探し続けました。
- ラベルキッズラインで対応可能なシッターが見つかる
その後キッズラインのシッターから「自宅から近いため、すぐに対応可能です」と連絡が入り、シッターを依頼しました。
ちなみに、ポピンズシッターでは依頼して2~3時間後にシッターから対応不可の連絡があり、普段利用していたサービスからはシッターが見つからないと返事がありました。
この時は病児保育も空きがなく、当日キャンセルもなかったため、頼れない状況でした。
このような状況でシッターが見つかったのは、同時に複数サービスへ依頼をかけ、探せるシッターの母数を増やしたためです。
「ポピンズシッターだけ」「日頃活用しているサービスだけ」では、シッターを見つけられませんでした。
そして、来てくれたシッターは仕事中も子どもの様子をこまめに連絡してくれたり、「公園にいます」と写真付きでメッセージをくれたり、信頼できる人でした。
医療職だからこそ「他人に任せる怖さ」は正直ありましたが、準備しておけば、当日予約でシッターが見つかる可能性は十分にあります。
自宅訪問の不安を減らす安全チェックリスト

これまで私がトラブルなくシッターに子どもを預けられた経験が多いのは、依頼前に必ず自宅訪問前のチェックリストを活用して、環境を整えていたためです。
たとえ当日対応できるシッターが見つかっても、自宅環境のチェックを怠っていると、子どもの安全を守れなかったり、自宅で事故やトラブルを招いたりする可能性があります。

保育や看護の現場でも、子どもの安全を守るには環境作りが欠かせません。
以下に自宅訪問の不安を減らすためのチェックリストを載せておくので、依頼前に確認しましょう。
- 貴重品や個人情報は、鍵付きボックスや1つの場所に保管したか
- 刃物や薬品、加熱器具などの危険物は手の届かない位置へ移動したか
- 見守りカメラがある場合は、定期的にチェックする旨を共有したか
- 入室してよい部屋とNG部屋を明確にしたか
- スマホやPC、iPadはパスコードロックを設定したか
- 鍵の位置を隠したり、玄関に荷物を置かなかったり、玄関まわりを整えたか
- 外遊びから上着置き場、哺乳や食事から台所など、当日の動線環境を整えたか
- 触らないでほしい場所や写真・動画NGなど、最低限のルールを共有したか
実際に、看護や保育の現場でも、「子どもの事故の多くは、家庭内の環境要因」「訪問看護における事故要因の1位は家庭の環境整備不足」といわれます。
特に当日予約や緊急時は、バタバタして環境整備を忘れがちになるため、必ず上記のチェックリストを活用して確認漏れを防ぎましょう。
【費用のリアル】週5日利用・1日だけ・当日料金の違い

ベビーシッターの利用料金は、「利用頻度」と「予約タイミング」 で大きく変わります。

私自身も、複数サービスを使ってみて、
「思ったより費用差が大きい」
と感じました。
参考までに、実際に私がかかった費用を踏まえて、その差を以下にまとめました。
| 利用形態 | 料金の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 当日・単発依頼 | 2,000円~3,000円/時 | ・手数料が1回ごとに発生するなど、割高になりやすい ・当日や前日の予約枠が埋まりやすく、競争率が高い ・人気シッターは基本的に定期枠を優先するため、空き枠が少ない ・自治体のベビーシッター利用支援事業(補助金)が利用できる |
| 週5日定期依頼 | 1,800〜2,500円/時 (1日4時間×週5利用=月約16~30万円) | ・単発利用よりお得な料金プランあり ・自治体のベビーシッター利用支援事業(補助金)が利用できない場合が多い |
| 病児対応 | 2,300円~4,000円/時 (+500~1,500円/時) | ・追加料金が発生する場合が多い ・看護資格保有者は利用料が高め |
| 当日予約 | 2,100円~3,500円/時 (+0~1,000円) | ・事業所やシッターによって追加料金が発生する |
サービスの利用方法は定期利用とスポット(単発)利用の2種類があり、一般的に定期利用の方がお得です。
しかし定期利用の場合、ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)などの補助金が使えなくなる場合があり、気を付ける必要があります。
「【体験談】初めてベビーシッターを使ってみた感想と比較!信用しすぎは要注意」では、補助金利用時のメリットデメリットや注意点をまとめているため、会社の福利厚生・自治体の補助金を使ってお得に利用したい人はあわせて確認しましょう。
看護師目線で見る「信頼できるシッター」の条件

ベビーシッターに子どもを預ける時、「本当に信頼できる人なの?」と不安になるママも多いですが、信頼できるシッターには共通の条件があります。
実際に私が子どもを預けてきた中でも、信頼できるシッターは以下の条件を必ず押さえていました。
小児科看護師として医療現場で働き、プライベートでは複数のシッターサービスを利用してきた私の経験から、「このポイントを満たしている人は安心して任せられる」というシッターの特徴を紹介します。
- 保有資格や研修の受講状況が明確になっている(保育士資格、看護師資格、ベビーシッター認定資格など)
- 事前コミュニケーションの質が高い(細かく確認や連絡してくれる)
- 子どもの顔色や体調、水分摂取量などをしっかり観察している
- 「元気でしたよ」だけでなく、「熱は37.8度から37.5度で、咳は計5回、午後は横になりたがりました」など、報告の質が具体的で正確
- 家の中を勝手に見たり、家族の会話に過度に踏み込んだりしないなど、境界線を守れるタイプ
- 「病児時の水分摂取を細かく記録してくれた」など、レビューに具体例が書かれている
特に当日予約や緊急時は、事前面談でシッターと打ち合わせや顔合わせをする余裕がありません。
そのため、メッセージのやり取りや口コミ・プロフィールの記載内容から、しっかり確認する必要があります。
「【看護師ママ警告】知らないと後悔!ベビーシッターの選び方を完全ステップ解説 | 母親で、看護師で、ひとりの女性で」では、メッセージのやり取りで確認するポイントや、口コミ・プロフィールのチェック方法をまとめているため、ベビーシッター利用に慣れていない人は必ず確認してください。
シッターがどうしても見つからない時の最終手段

どれだけ対策していても
「今日はどうしても出勤しないといけない」
「子どもが発熱したのに預け先が全滅」
という日は少なからずあり、そんな時に私が実践した最終手段を紹介します。
以下の方法を試すと、なんとか預け先が見つかるケースもあるため、実践してみてください。
- 自治体のトワイライトステイや一時預かり、緊急保育を活用する
- 民間の託児所を利用する
- 職場の子育て支援制度を活用する
- 家族・親族・近所の「緊急連絡網」を頼る
自治体によっては「トワイライトステイ」という、仕事等により帰宅時間が遅くなる場合や他に養育する人がいない時に、子どもを短時間預かってくれる支援があります。
他にも緊急保育や一時預かりなど、事前登録しておくと頼れるサービスもあるため、お住いの地域の自治体で調べておきましょう。

民間の託児所は当日でも予約できる場合が多く、気分転換を理由に依頼できるなど、自治体と比べて預けるハードルが低いです。
上記の方法を駆使しても、どうしても預け先が見つからなかった場合は、職場の子育て支援制度を活用しましょう。
知らない人が意外に多いですが、子どもの病気などで休暇を取得する「子の看護等休暇」は2025年4月の育児・介護休業法改正により、すべての企業が設置する義務を負っています。
小学3年生までの子どもがいて、週に3日以上勤務している人は誰でも利用できる制度なので、会社へ申請してくださいね。
参考:トワイライトステイについて(家庭あんしんセンター)|品川区
中央区ホームページ/一時預かり保育
子の看護等休暇|育児休業制度特設サイト|厚生労働省
ママズスマイル【当日予約OK!一時預かり専門託児所】
【まとめ】焦らず、頼れる仕組みを整えましょう

ここまで説明してきた通り、急な仕事の予定や子どもの体調不良で「シッターが見つからない!」という状況は、頼れる仕組みを整えることで大幅に改善できます。
そのためには、当日対応サービスの活用・複数サービスの登録・自治体の預かり事業や託児所の把握が大切で、上述した内容は必ず押さえておきましょう。
事前に緊急時の対応フローをイメージできると、当日の混乱を減らしてスムーズに対応できるようになります。

そして、働きながら子育てしてきた私が痛感したのは、「完璧に準備する」よりも「情報収集して、頼れるルートを複数持っておく」ことが最強の安心につながるという点です。
どれだけ準備していても、「子どもの預け先が見つからない!」という状況は誰にでも起こり得ます。
そんな時にママが一人で抱え込まなくていい仕組みづくりが、子どもにとっても最善の安心につながります。
今日も仕事に育児に頑張るあなたが、本記事を通して少しでも、楽で心強く過ごせるようになると嬉しいです。
