2歳男の子の飛行機は大変⁉ギャン泣きを乗り切る過ごし方【ワンオペ搭乗30回超の看護師体験】

母親

こんにちは、ひとりママナースです。

2歳の子どもと飛行機に乗る時、
「じっとできなくてワンオペ搭乗が不安…」
「ギャン泣きして周りに迷惑がかかったらどうしよう…」

と不安に感じることってありますよね。

私も初めてワンオペで飛行機に乗る時、心配でたまりませんでした。

でも2歳児とのワンオペ飛行機は、事前準備と対策をしっかりしておけば問題ありません!

筆者
筆者

実際に私は、子どもが3歳になるまでの間で30回以上ワンオペで飛行機に乗りました。

本記事では、ワンオペ飛行機のベテランである私が、機内でギャン泣きを防ぐ方法や子どもが集中できるおすすめおもちゃを看護師目線で紹介します。

この記事でわかること
  • 2歳男児との飛行機が大変な理由
  • 飛行機で「ギャン泣き」しないための工夫
  • 看護師目線の耳抜き・気圧対策
  • 移動時間を乗り切る機内の過ごし方
  • 機内でおすすめのおもちゃ
  • 座席購入がおすすめなケース
  • 2歳児とのワンオペ飛行機で大事な心構え

「旅行を楽しみたいけど子どもとの移動が面倒…」
「飛行機と新幹線、どちらで移動しようか迷っている」

という人も、飛行機に限らずあらゆる場面で使える内容なので、知っておくと生活が楽になります。

2歳男の子との飛行機が「大変」と感じる理由

2歳児との飛行機がなぜ大変と感じやすいのか、その理由は以下の発達特性が関係しています。

  • イヤイヤ期で自分でやりたい気持ちが強い一方、感情を抑える前頭前野の発達が未完成なため
  • 密室環境で自由に動けず、欲求不満が高まりやすいため
  • 急激な気圧変化による痛みや不快感を感じやすいため
  • 騒音や機内アナウンスに、強い不快感を感じることがあるため

2歳といえばイヤイヤ期の真っ只中です。

筆者
筆者

自我が芽生えて自己主張が増えるので、少しでも気に入らないことがあると「大号泣」「大暴れ」された経験はありませんか?

そんな中、飛行機はずっと座っていなければならず、自分の思うようには活動できません。

これが子どもの欲求不満を高め、「じっとできない」「泣く」といった反応を助長させます。

他にも子どもは自力で耳抜きできなかったり、大人が気にならない音も過敏に受け取ったりする場合があります。

飛行機は2歳児にとってストレスが多く、元々ハードルが高い乗り物なんです。

参考:松井尚子,2023,「「イヤイヤ期」を考えるー「イヤイヤ期」の親子の実態と子育て支援の在り方を探るー」『東亜大学紀要』(36):51-59,(2025年12月18日取得,file:///C:/Users/Owner/AppData/Local/Temp/MicrosoftEdgeDownloads/04d086a1-39ef-4742-9136-5de36b85dc72/EA20036000004.pdf).
青柳閣郎・相原正男,2013,「前頭葉の発達とその障害」『認知神経科学』15(2):109,(2025年12月18日取得,https://www.jstage.jst.go.jp/article/ninchishinkeikagaku/15/2/15_109/_article/-char/ja/).
サトウ菜保子,2017,「航空機内の環境が人体に与える影響:小児への留意点」,ラジオNIKKEI『小児科診療UP-to‐DATE』(201):2017年12月20日公開,(2025年12月18日取得,https://www.radionikkei.jp/uptodate/uptodate_pdf/uptodate-171220.pdf).
嶋田容子ほか,2019,「環境音下における幼児の選択的聴取の発達」『日本音響学会誌』75(3):112–117,(2025年12月18日取得,https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasj/75/3/75_112/_pdf).

2歳児が飛行機で「ギャン泣き」しないための工夫

2歳児との飛行機でギャン泣きを避けるためのポイントは、以下の4点あります。

  1. 耳抜き対策グッズを持参しておく
  2. お気に入り&新しいおもちゃを用意する
  3. 搭乗前に体力を発散させる
  4. 搭乗タイミングを工夫する

子どもの号泣を防ぐためには、ギャン泣きを招く原因を取り除く必要があります。

筆者
筆者

私はギャン泣きを避けるために、搭乗前しっかり遊ばせたり、空席がある場合は隣に人がいない席に変えてもらったりしていました。

こうすることで、移動中は子どもが疲れて眠ってくれ、窮屈なく過ごせるようになりました。

他にも飛行前の待ち時間が長く感じる場合は、優先搭乗のタイミングではなく、一番最後に乗り込むのもおすすめです。

そして飛行機は、耳抜き対策やおもちゃの工夫でどれだけギャン泣きを防げるかが変わります。

この2点については、後の内容で具体策を紹介しているので、そちらを確認してみてください。

子どもの状況に応じて、
「これはギャン泣きの原因になりそうだな」
と予測できるものは取り除くようにすると、機内の過ごしやすさが変わります。

2歳が飛行機に乗る時は耳抜き・気圧対策が重要!

2歳が飛行機に乗る時は、気圧対策のための耳抜きが大切です。

といっても、
「2歳って耳抜きできるの?」
「耳抜きってどうやってするの?」

と思う人もいるでしょう。

結論から言うと、2歳は自力で耳抜きできません。

そして幼児は、耳の機能が未熟なので、飛行機によって中耳炎になるリスクも高いです。

筆者
筆者

次の内容では、これから飛行機に乗る人向けに、「2歳児が自力で耳抜きできない理由」や「今すぐできる耳抜き方法」を元小児科看護師視点で解説します。

「まだ飛行機に乗る予定はないけど、今後子どもと遠方の旅行も行きたい」
と考えている人は、ここで確認しておくと直前で焦らなくて良くなります。

【看護師視点】2歳児が飛行機で耳抜きできない理由

2歳児が飛行機で耳抜きできない理由は、主に以下の2点あります。

  • 幼児の耳管(耳と鼻をつなぐ管)は未発達なため
  • 意図的に「唾を飲む」「あくびをする」のが難しいため

幼児の耳管は、大人に比べて短く・太く・水平に近い構造で、空気の流れが悪く気圧変化による耳の圧迫感を解消しにくいとされています。

それに加えて、2歳児は「唾を飲む」「あくびをする」方法を理解できません。

筆者
筆者

耳の痛みを言葉で伝えることも難しく、結果として泣いてしまうケースが多いのです。

耳抜きを自分で意識的にできるようになるのは、小学校低学年以降が一般的です。

そのため、子どもが自分で耳抜きできるようになるまでは、大人が促してあげる必要があります。

ではどうやって促すのかは次の内容で紹介するので、あわせて確認しましょう。

参考:桜井博毅ほか,2014,「どうして子どもは中耳炎になりやすいのか?」『小児感染免疫』26(4):503-506,(2025年12月18日取得,https://www.jspid.jp/wp-content/uploads/pdf/02604/026040503.pdf).

離陸・着陸時に効果的な対策

子どもの「中耳炎」や「耳の痛み」を防ぐ具体的な方法には、以下があります。

  • 甘いジュースや子どもが好きなおやつをあげる
  • 飲み物を飲ませる時は、ストローや哺乳瓶、マグを使う
  • ゼリーを食べさせる

大人が耳抜きで「唾を飲む」ように、子どもにも飲み込む動作をさせると、耳管が開き気圧差を解消できます。

筆者
筆者

特にストローや哺乳瓶、マグで吸う動作は耳管を開きやすく、自然な耳抜きにつながるのです。

ゼリーも「飲み込む+舌を動かす」動作が多く、耳管を開きやすい食品なので、試してみてください。

どれも簡単な方法ですが注意点も存在するので、実践する前に必ず以下内容は確認しておきましょう。

看護師視点の注意点
  • 無理に鼻をつまんで息を出す方法は、耳や鼻を傷めるリスクがあるため避ける
  • 離陸・着陸の「気圧変化が大きい瞬間」に合わせて与えないと効果が薄れる
  • 冷たい飲み物は胃腸に負担をかけることがあるため、常温にする

そして次の内容では、ワンオペで年間10回以上飛行機に乗っている私が実践する、機内での過ごし方と時間を乗り切る方法を紹介するので、参考にしてみてください。

【看護師ママ実体験】2歳児の機内での過ごし方と時間を乗り切る方法!

では、私がいつもワンオペで飛行機に乗る時実践している、機内での過ごし方やルーティーン、持ち物を紹介します。

いつも準備するもの
  • ジュース
  • お菓子
  • 車のおもちゃ
  • シールブック
  • ウェットティッシュ
  • オムツ
  • ゴミ袋
  • 上着
  • 母子手帳やマイナンバー、保険証
  • お着替えセット
ワンオペ飛行機のルーティーンと過ごし方
  • 空港到着時
    フロントで状況に応じて座席変更してもらう

    飛行機が満席でない場合、隣に人がいない席が見つかることもあります。
    フロントで、
    「子どもがいるので隣に誰も座っていない席があれば変えて欲しい」
    と依頼すると、座席を変更してもらえるので確認してみてください。

  • 搭乗前
    空港のキッズスペースや、広場でしっかり遊ばせる

    出来る限り機内で眠って欲しいので、搭乗前はしっかり遊ばせておきます。

  • 搭乗時
    優先搭乗は利用せず、最後に搭乗する

    優先搭乗を利用した結果、早く乗った分だけ待ち時間が長くなり、子どもが退屈して泣いてしまった経験があります。
    待ち時間が長いと親も子どももストレスになるので、最近は最後に搭乗するようにしています。

  • 飛行前
    隣の人に一言声をかけておく

    もし隣に人がいた場合、
    「ご迷惑をおかけするかもしれません」
    「うるさくてすみません」

    と声をかけておくと、周りの人も心の準備ができたり、親も安心できたりします。
    私は隣の人が一生懸命あやしてくれたり、
    「今が大変だからがんばってね」
    と元気付けてくれたりした経験があります。

  • 離陸時
    気圧対策でジュースを飲ませる

    先述した通り、気圧対策でジュースを飲ませます。

  • 飛行中
    シールブックやお気に入りのおもちゃ、CAさんからもらったおもちゃで遊ぶ

    基本的に飛行中は寝ていることが多いですが、起きている場合はシールブックやおもちゃで遊びます。
    おもちゃに飽きたらお菓子、お菓子がなくなったら他のおもちゃ、と子供が退屈しないように工夫しています。
    航空会社によっては搭乗記念としておもちゃをもらえることがあり、息子はその「初めてのおもちゃ」に毎回夢中です。

  • 着陸時
    気圧対策でジュースを飲ませる

    こちらも先述した通り、気圧対策のジュースを飲ませます。

  • 着陸後
    子どもに靴を履かせたり、上着を着せて飛行機から降りる

    到着したら隣の人にお礼を言ったり、子どもに靴を履かせたりして、飛行機から降ります。

結論として、私はワンオペで飛行機に乗る時、いかにして子どもを機内で寝かせるかに力を注いでいます。

筆者
筆者

というのも、機内ではできる限り子どもに寝ておいてもらう方が、子ども自身も親にとっても、一番ストレスがかからないからです。

それでもどうしても寝てくれない時は、目新しいおもちゃやお気に入りのおもちゃなど、子どもが集中する遊びを取り入れて気を紛らわせています。

特にシールブックは、膝の上で20分程静かに集中して遊んでくれるのでおすすめです。

筆者
筆者

お菓子も準備しておくと、機嫌が悪くなったときや、おもちゃに飽きたときの気分転換に使えます。

私はこのような方法でワンオペ飛行機を乗り切っていますが、
「実際に使ってるおもちゃも知りたい」
「飛行機に持ち込むおもちゃって何が良いの?」

と疑問を持つ人のために、次の内容では元小児科看護師がおすすめするおもちゃを紹介します。

2歳の飛行機でおすすめのおもちゃ・持ち物

まずは息子とのワンオペ飛行機で、私が実際に使っているおもちゃや持ち物を紹介します。

私が実際に使っているおもちゃ・持ち物

100円ショップなどに置いてあるシールブックは、2歳の飛行機で欠かせない必需品です。
音が出ず、手先を使って集中を促すため、いつも10〜20分間は静かに遊んでくれます。

お菓子は自宅にストックしてあるキャラクターおせんべいなどから、飛行機にもっていくものを子どもに選ばせています。
2歳児は「食べること」が気分転換につながるため、泣きそうな時やイライラし始めたタイミングであげると、すっかり機嫌を直してくれます。
さらに自分で選ばせて持っていくことで、機内でのワクワクも増えぐずりにくくなります。

息子は乗り物が大好きなので、飛行機に乗る時は飛行機のおもちゃを持っていきます。
離陸時や飛行中に、「いま飛行機に乗ってるね、このおもちゃと一緒だね」と声をかけると、興味津々で外の景色を眺めたり、ブーンと飛行機を飛ばせて遊んだりと、臨場感が出て機内でも気持ちが乗りやすくなります。

次に、元小児科看護師目線でおすすめするおもちゃを紹介します。

元小児科看護師目線でおすすめするおもちゃ

知育シールブックとして私が一番におすすめするのは、こちらのかおノートです。
さまざまな店舗で見かける機会が増えましたが、「かお」に見立てた写真やイラストに、目・鼻・口・ひげなどのシールを貼って遊ぶ絵本です。
貼るパーツの角度や組み合わせ、位置によって表情が変わるため、「この顔はどんな気持ちかな?」「今どんな気持ちか貼ってみようか」と、遊びながら感情と表情をセットで学べます。
気持ちの切り替えが苦手な2歳児が、「自分の気持ちを整理するツール」にもなるのでおすすめです。


「シールが散らばるのが苦痛」「おもちゃがバラバラになるのがストレス」という人におすすめなのは、マグネット絵本です。
マグネット絵本はシールより散らばりにくく、貼ったり剥がしたりできるので繰り返し遊べます。
2歳児はごっこ遊びに興味を持ち始める時期なので、男の子は電車ごっこができるプラレールや、女の子はお店屋さんごっこができるマグネット絵本を用意すると、集中して遊んでくれます。

そして飛行機に持ち込むおもちゃ選びのコツは、「軽い・音が出ない・新しい」ものを選ぶことです。

私は過去に、この3点を意識せず準備したおもちゃや持ち物で、以下のような失敗をしました。

持ち物やおもちゃ選びの失敗談
  • いつも遊んでいるおもちゃを持って行ったら、子どもがすぐに飽きてしまい、ただの荷物になった
  • 少し重たい絵本を準備したら、子どもの抱っこと荷物の重量で腕が痛くなった
  • おもちゃで遊ぶときガチャガチャ音がして、結局機内で使えなかった

上記3つのポイントを押さえたおもちゃ選びができないと、結局ママの負担が増えてしまうので気を付けましょう。

参考:目久田純一・越中康治,2018,「保育活動に対する幼児の集中力に及ぼす導入としての手遊びの効果 Fingerplay as an introduction lets preschoolers focused on subsequent activity」『梅花女子大学心理こども学部紀要』8:1-9,(2025年12月18日取得,file:///C:/Users/Owner/AppData/Local/Temp/MicrosoftEdgeDownloads/7b080306-5d9a-48ca-8c2a-51d6479f9d7c/shinri_008_001.pdf).
山崎英恵,2020,「食品摂取と自律神経活動変化 ―気分状態の変化を捉える―Food and Autonomic Nervous System Activity
—Effects on Mood States―」『日本調理科学会誌』53(5):301-309,(2025年12月18日取得,https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/53/5/53_301/_pdf/).

【筆者の結論】こんな場合は座席購入がおすすめ

ここまでワンオペで2歳児との飛行機を乗り切る方法を説明してきました。

でも正直に言うと、以下の状況では膝の上で抱っこして過ごすより、子どもの座席を購入して過ごす方が良いです。

座席購入した方が良いケース
  • 長距離移動の時
  • 国際線を利用する時

想像の通り、2歳児は膝の上で長時間じっとしていられません。

加えて、時差や環境変化で不機嫌になりやすく、長時間のフライトや国際線では、周囲への気遣いが増えてしまいます。

反対に子ども専用の席があると、体勢を変えたり、眠ったりしやすくなるため、親子ともに負担が激減します。

筆者
筆者

費用はかかりますが、子どもの体力・気分・安全性を考えると、座席を確保しておくメリットは非常に大きいです。

2歳児とのフライトは、大人だけの移動とまったく別物なので、状況に応じて座席購入も検討してくださいね。

ワンオペで2歳と飛行機に乗るときの心構え

ワンオペで2歳児と飛行機に乗る時は、「計画通りにはいかない」と思っておくのが大切です。

先述した通り、2歳児はまだ自分の感情を上手にコントロールできません。

筆者
筆者

日頃のお出かけでも、大人の思った通りには動いてくれませんよね。

飛行機も同じで、2歳児との移動は必ず想定外が起こり得ます。

筆者
筆者

私も飛行機に乗ったタイミングでうんちが漏れたり、不機嫌な時に限って隣に人がいたり、頭を抱えた経験がたくさんありました。

でも一番大切なのは、周りに迷惑をかけないことではなく、子どもの安全を守ることにあります。

完璧は誰もできないので、安全だけはしっかり確保し、「できる範囲でやれば十分」という気持ちで臨みましょう。

まとめ│2歳児との飛行機は大変だが「準備と割り切り」で乗り切れる

2歳との飛行機移動は、どうしてもハードルが高く感じられますが、準備と割り切る気持ちがあれば必ず乗り切れます。

事前準備では、先述の内容を参考に、目新しいおもちゃや耳抜き対策のジュースを用意しておきましょう。

「それでも不安」という人は、座席購入を検討したり、隣に人がいない席を確認してみたりするのも良いですよ。

筆者
筆者

そして理解して欲しいのは、2歳が泣くのは当たり前で、親の努力不足でもマナー違反でもないという点です。

泣いてしまったら、「そういう時期だよね」と受け止め、自分も子どもも責めないようにしましょう。

必ず手を貸してくれたり、助けてくれたりする人はいるので、その時は感謝の気持ちを持って周囲の力を借りてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました