【元小児科看護師解説】男の子のママ大好きが心配な人は読んで!2歳・3歳・4歳児の関わり方

母親

子どもがママ好きだと、嬉しい反面以下のように感じることはありませんか?

「家事が捗らない」

「何をするにもママで、正直シンドイ」

我が家も息子がママべったりで、パパが抱っこしようとすると全力で拒否したり、結局ママのところへ戻ってきたりで、息つく暇がありませんでした。

ママにべったりの生活が続くと、
「いつまでママ好きが続くんだろう」
「いつ自立できるのかな」

と不安に感じる人もいるかもしれません。

実は、子ども(特に男の子)がママ好きになるのは、しっかりとした医学的な理由があります。

今回は、元小児科看護師の経験から子どもがママ好きになる理由や、ママがシンドイ時の対処法を紹介します。

この記事でわかること
  • 男の子がママ好きになるのは、母親が子どもの安全基地になりやすいから
  • ママ好きのピークは1〜2歳だけど、行動や態度は年齢で変わる
  • ママ好きな男の子には「ママにしか見せない行動」がある
  • 環境変化や急なママ依存は、心配した方が良いサイン
  • ママ好きな男の子がパパを嫌がるケースはとても多い
  • 自立につながる関わり方は、スキンシップやほんの少しのチャレンジが大切

「パパとの育児バランスを整えたい 」
「男の子の発達心理を理解して、適切に接したい」

という人にとっても、パパイヤ期の乗り越え方や子どもの発達特性を知る機会になるので、読んでみてください。

男の子が「ママ好き」になる理由【多くは正常な発達】

男の子がママ好きになるのは、乳幼児期の発達特性と男児ならではの理由があります。

まず乳幼児期は、自分をよくお世話してくれる人(多くは母親)との関係が愛着の中心になります。

加えて1〜5歳の幼児期では、子どもにとって母親が安全基地になりやすいです。

安全基地は愛着形成の基本で、甘えられる相手がいるからこそ、外の世界へ探索に出られるというものです。

筆者
筆者

息子も公園で夢中で遊んでいたのに、私の姿が見えなくなった途端、「ママー!」と遊びどころでなくなった経験があります。

反対に、私が息子の視界にいる時は、安心してジャングルジムや広場で遊んでいました。

他にも男の子は、女の子より言語発達がゆっくりで、不安や緊張を言語化しにくい場合も多いです。

その分、甘えや不安を「くっつく」「離れない」という行動で表現します。

筆者
筆者

動物もメスよりもオスの方が甘えたがりに見えるように、人間も男の子の方が甘えたがりに見えるんです。

男の子がママ好きになるのは、発達的にも心理的にもとても自然で健康な姿です。

むしろ、「甘えられる人がいる」「安心できる関係がある」とても良いサインなので、心配する必要はありません。

参考:Bhat, A. A., Samuelson, L. K., & Spencer, J. P. (2023). Formal theories clarify the complex: Generalizing a neural process account of the interaction of visual exploration and word learning in infancy. Child Development, 94(6), 1491–1510. https://doi.org/10.1111/cdev.14023

【年齢別】男の子の「ママ好き」ピークと変化

男の子のママ好きが自然な成長プロセスであると分かったものの、

「いつまで続くの?」

「ピークはいつ?」
「年齢で行動や態度も変わるの?」

という疑問もありますよね。

ママ好きのピークや、いつまで続くのかを簡単にまとめると、以下になります。

  • ママ好きのピークは1〜2歳
  • ママ好きはずっと続く
  • ママ好きの行動や態度は年齢で変わる

「マザコン」という言葉があるように、男の子のママ好きは基本ずっと続きます。

ただ、小学生になると照れてベタベタして来なくなったり、思春期になると反抗期で距離を置いたり、行動や態度は変わります。

でも何歳になっても情緒の拠り所や、困った時に頼れる人として、ママ好きは「依存」から「信頼」に形を変えて存在しているのです。

筆者
筆者

次の内容では、小児科や我が子の体験談を交えながら、年齢別のママ好き行動の特徴やピーク、いつまで続くかをより詳しく解説していきます。

「子どもとの距離感がわからない」
「甘やかしすぎてないか心配」

というママは以下内容を確認して、年齢別の適切な接し方を実践してくださいね。

参考:山口舞(2024).「保育所における親子分離場面に関する研究の動向と展望」.東京大学大学院教育学研究科紀要,64,45-53.

1〜2歳|分離不安が強い時期

1~2歳は分離不安がピークの時です。

この時期は脳の発達が進み、「ママ(主要な養育者)=安心の基地」という認識が強くなるため、離れると強い不安を感じやすくなります。

後追いが酷くなったり、ママの姿が見えなくなっただけで泣く・探す・呼ぶといった反応が見られる事はありませんか?

筆者
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我が家でも、この時期の息子は完全に私のストーカーと化し、トイレの中までよくくっ付いて来ていました。

ママにとってもしんどくなりやすい時期ですが、接し方のコツを押さえるとママも子どもも少し楽になるので、以下の方法を試してみてください。

  • 安心の「補給」をたっぷりするために、「抱っこ」「スキンシップ」「名前を呼んで応える」「目を合わせてニコッとする」を実践する
  • 離れる前に「予告」をする
  • 戻ってきたら必ず声をかける
  • ママの姿が見える環境を工夫する

この時期は、たくさんのスキンシップを通して子どもの情緒が安定するので、小さな関わりを重ねて子どもの安心を補給してあげてください。

そして、1~2歳児はまだ「ママは必ず戻ってくる」という「予測」が十分に育っていません。

そのため、突然いなくなる行動は「愛着対象が見えない=安全基地が消えた」と脳が判断して、強い不安に襲われます。

筆者
筆者

短い言葉でOKなので、そばを離れる時は予告したり、戻ってきたら必ず声をかけたりすると、「ママは戻ってくる」という経験から信頼が育ちますよ。

ワンオペで手が回らない場合などは、キッチンに安全な「お手伝いスペース」を作ったり、ベビーゲート越しに見えるようにしたりして、物理的に「見える距離」を確保すると泣きが減ります。

筆者
筆者

ちなみに我が家は、「トイレに行くから待っててね」「戻ったよ」を繰り返しているうち、トイレの時は泣かずに待てるようになりました。

我が家で使っていたベビーゲートも以下に紹介するので、参考にしてみてください。

おすすめベビーゲート
  • KIMINO 木製ベビーサークル

こちらは我が家で使っていたベビーサークルです。
長方形・大きな正方形・小さな正方形と、状況に応じて形を変更できるので、我が家ではテレビ周りを囲ったり、子どもを囲うスペースとして利用したり、成長に合わせた使い方をしていました。
特に私は、子どもの活動範囲が広がった後もマジックテープなどで固定しながらベビーゲートとしても活用していました。
0歳~3歳まで長く使えて、組み立ても手間がかからないので、お値段以上の価値を感じられるおすすめ商品です。
  • 木製パーテーション

  • 木製パーテーション(レンタル)

こちらは友人が使用していたベビーゲートです。
ネジ止め不要で自立してくれるので、設置が簡単でとても使いやすいと友人からおすすめされました。
実際に友人宅で確認した時も、木製デザインがおしゃれで子どもが掴まり立ちや寄りかかっても倒れない頑丈さに、とても心惹かれました。
「長く使えないのでは?」「試用してみたい」という人は、まずはレンタルしてみるのもありです。
レンタルは購入するより安いので、お得に効果を実感できます。

参考:秋山弥・神垣彬子(2007).「登園時における分離不安の変容過程 ―観察研究からの一考察―」.四国学院『論集』, (122),55-74,(2026年1月19日取得,https://www.sg-u.ac.jp/wp-content/uploads/2025/08/122-04_%E8%AB%96%E6%96%87_%E7%99%BB%E5%9C%92%E6%99%82%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%88%86%E9%9B%A2%E4%B8%8D%E5%AE%89%E3%81%AE%E5%A4%89%E5%AE%B9%E9%81%8E%E7%A8%8B%EF%BC%8D%E8%A6%B3%E5%AF%9F%E7%A0%94%E7%A9%B6%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%80%83%E5%AF%9F%EF%BC%8D_%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E5%BC%A5%E3%83%BB%E7%A5%9E%E5%9E%A3%E5%BD%AC%E5%AD%90.pdf).

3〜4歳|「ママがいい!」が顕著に

3~4歳は「イヤイヤ期の延長線」にありつつ、「自我の発達が一段階進むタイミング」なので、ママを選ぶ行動がよりはっきり出ます。

つまりこの時期は、「自分で決めたい」「自分で選びたい」という気持ちが急速に育つため、その「選択」の対象として、最も安心できる存在のママを選ぶのです。

筆者
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息子も「車の服が良い」「バイキンマンの靴が良い」と、日常の中で好みができたり、着るものを自分で選びたがったりしていました。

特に、気持ちを言葉で表現できるようになるので、「ママじゃないとイヤ!」がより目立つように感じます。

基本的には愛着が安定してくる時期ですが、以下の状況では甘えの揺り戻しが起きやすいので、甘えられる時間を確保してあげましょう。

  • 幼稚園や保育園の集団生活
  • 生活リズムの変化
  • 友達や兄弟関係のストレス

そしてこの時期の関わり方は、以下を意識すると子どものママへの集中を緩和できます。

  • 「ママがいいんだね」「そう思ったんだね」と気持ちを受け止める
  • 「ママがいいのはわかったよ。じゃあ、これとこれ、どっちにする?」「着替えはママとパパ、どっちが最初に手伝う?」など、選べる範囲をママが設定する
  • パパや他の大人と関わる「成功体験」を積ませる

3~4歳児は「選びたい気持ち」が強く、否定されると余計に固執しやすくなります。

そのため、まずは気持ちを受け止めて子どもの情緒を落ち着かせながら、選択肢を限定するのがママの負担を減らすコツです。

そうすると「全部ママ」ではなく、選ぶ満足感を残しながら状況を整理できます。

筆者
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他にも小児科では、ママ好きな子が少しでも大人に慣れてくれるよう、聴診しながら遊んだり、お風呂のお手伝いをしながら歌を歌ったり、「短時間」「簡単なこと」から介入していくようにしていました。

「パパや他の大人でも大丈夫だった」という経験が増えると、ママへの集中が少しずつ緩みます。

参考:加藤健生(2022).「幼児期における神経発達の移行パターン及び移行パターンを予測する因子の特定」.大阪大学学術情報庫OUKA,(2026年1月19日取得,https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/89525/).

5〜6歳|徐々に落ち着いていく

5~6歳になると「ママじゃなきゃ!」が少しずつ落ち着き、世界も広がって甘えの偏りが自然に薄まります。

3~4歳までは「安心の基盤」としてママに集中しやすかったですが、5〜6歳になると「同性の親への同一化」が始まり、パパとの関係も深まりやすくなります。

同性の親への同一化とは、子どもが自分と同じ性別の親を「モデル(お手本)」として真似して、
価値観・行動・役割を取り入れていく発達プロセスです。

筆者
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男の子の場合、パパの口調・仕草を真似したり、パパと同じことをしたがったりする様子が見られます。

そして自制心も少しずつ育つので、「気持ちの切り替え」や「我慢」ができるようになり、甘えの揺れも目立ちにくくなります。

さらに友達との関係も増えて、心のエネルギーが「家の中」から「外の世界」へ向かうため、「ママじゃないとダメ!」という固執が自然に減っていくのです。

筆者
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年長さんになると友達の家に遊びに行ったり、公園で友達と遊んだりして過ごすようになりますよね。

安心の基地としての「ママ大好き」は変わらないですが、ママにべったりといった依存的な甘えは薄れていきます。

参考:小西勝一郎・粕井みづほ・三谷英津子(1980).「親への同一視についての発達的研究 : 同一視の内容における変化を中心に」.大阪市立大学生活科学部紀要, 27,225-235,(2026年1月20日取得,https://www.i-repository.net/contents/osakacu/kiyo/111H0000001-27-19.pdf).
香曽我部琢・小森谷一朗(2019).「『先占の尊重』が生み出す自制心に関するマルチモーダル分析-₅歳児の遊び場面における他者との相互作用」.宮城教育大学紀要,54,321-328,(2026年1月20日取得,file:///C:/Users/Owner/AppData/Local/Temp/MicrosoftEdgeDownloads/1c5eb2f4-26d9-4900-bac9-9df13cffe0cc/321-328.pdf).

【実体験】元小児科看護師が感じた「ママ好き男の子」の共通点

小児科で多くの子どもと関わってきて、さらに自分の息子を育ててみて感じた、ママ好きな男の子の共通点を以下にまとめました。

ママ好き男の子の共通点
  • ママにだけワガママ
  • パパには見せない甘え方をする
  • ママの言葉をよく覚えている
  • ママにとにかく触れたい、くっつきたい
  • パパが言っても動かないのに、ママが言うとスッと動く

息子を含め、ママ好きな男の子は「ママにしか見せない行動がある」場合が多かったです。

たとえば、ママだけにワガママなのは、ママが「無条件に自分を受け止めてくれる存在」だと理解していて、愛着形成がしっかりできているからこそ、ママだけに感情をぶつけるんです。

筆者
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息子は、保育園ではお友達と喧嘩しても泣かないのに私の前だと泣いて甘えたり、普段自分で靴を履けるのに私がいるとできないと訴えたりしていました。

他にも、パパには抱っこされないのにママには頻繁に抱き着いてきたり、パパではなくママから「お片付けして」と言われないとお片付けしなかったりする子もいます。

パパの言うことは聞かないのに、ママから言われたことはちゃんと実行する子は、ママの言葉の優先度が高かったり、ママに褒められたいという気持ちが強かったりするのです。

いずれにしても、ママにしか見せない行動があるのは問題行動ではなく、ママが安全基地として機能している良い状態なので、心配しすぎないでくださいね。

参考:Bowlby, J. (1969). Attachment and loss: Vol. 1. Attachment. New York: Basic Books,(2026年1月21日取得,https://mindsplain.com/wp-content/uploads/2020/08/ATTACHMENT_AND_LOSS_VOLUME_I_ATTACHMENT.pdf).
森川夏乃(2016).「幼児の課題遂行場面における母親の褒めに関する検討─ コミュニケーション理論の観点から ─」.東北女子大学・東北女子短期大学紀要,55,60-67,(2026年1月21日取得,Tile:///C:/Users/Owner/AppData/Local/Temp/MicrosoftEdgeDownloads/26b46ce7-14d3-4816-a707-dbf7749d6000/TohokuJyoshi_55_60.pdf).

【チェックリスト】「ママ大好き」が強すぎる心配なサイン

先述した通り、子どものママ好きの多くは正常な反応であるものの、以下のチェックリストに複数当てはまる場合は子どもの様子を注意深く観察した方が良いです。

「ママ大好き」が強すぎる子どものチェックリスト
  • 急にママ依存が強まった
  • 不安が強い
  • 情緒不安定
  • 環境変化があった

急に離れられなくなったり、抱っこ要求が増えたりしてママ依存が強まるのは、心の負担や環境ストレスのサインです。

特に大きな環境の変化は、「安心の土台」を揺らしてママへの依存を一時的に強めます。

筆者
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兄弟が産まれたり、保育園や幼稚園に入園したりした後は、赤ちゃん返りする子が多いですよね。

大人も環境変化でストレスを感じるように、子供にとってもいつもと違う環境はストレスを感じるんです。

そして心理的なストレスは、感情のコントロールを難しくさせ、夜泣きや癇癪といった情緒不安定の原因になります。

こうした行動が見られた時は、ママとのスキンシップを増やしたり、生活リズムを整えたりとサポートしてあげてください。

一方で、以下のケースでは心配しなくて良い場合が多いので、こちらもあわせてチェックしてみてください。

心配しなくて良いケース
  • 園では問題なく過ごせている
  • 笑顔が多い
  • 睡眠や食事が安定している

園で先生や友達と問題なく関われている場合は、「外の環境で適応できている=愛着が安定している」証拠です。

ちゃんと笑顔が出る場合も、心の余裕がある証拠なので、ママにベタベタするのは不安からの依存ではありません。

先述した通り、不安が強い子は寝つきが悪くなったり、夜泣きが増えたりといった反応が見られます。

筆者
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大人もストレスがかかると食欲がなくなったり、夜眠れなくなったりしますよね。

しっかり眠れていて、ちゃんとご飯を食べれているかも判断基準になるので、日頃から観察するのが大切です。

ママ大好きが強すぎて心配なママは、チェックリストを活用して確認してみてくださいね。

参考:大鐘啓伸・大鐘要(2022).「ストレス場面での幼児と母親の心拍および行動の同調に関する調査 -手遊び歌を設定したstill-face paradigmから-」.東海学院大学紀要,16,45-55,(2026年1月21日取得,file:///C:/Users/Owner/AppData/Local/Temp/MicrosoftEdgeDownloads/8ab8157a-738a-47cf-ac92-b4a0cbffe63d/20221608.pdf).
Jared Marsh(2026).Trauma or toxic? A deep dive into the impact of stress on kids’ health.UCSF Department of Psychiatry and Behavioral Sciences,(2026年1月21日取得,https://psychiatry.ucsf.edu/news/trauma-or-toxic-deep-dive-impact-stress-kids%E2%80%99-health).
Nicole Rheinheimer,et al.2022,”Effects of skin-to-skin contact onfull-terminfants’ stress reactivity and quality of mother–infantinteractions,”Developmental Psychobiology,29:1-13,(Retrieved January 21,https://onlinelibrary.wiley.com/doi/pdfdirect/10.1002/dev.22308).

パパを拒否する理由と対処法

では次に、子どもがパパを嫌がる理由や対処法を、元小児科看護師の経験や実体験から紹介します。

実は、ママ好きな男の子がパパを嫌がるケースはとても多いです。

これは子どもが「1番安心できる人=ママ」に一時的に偏る発達プロセスにあるためです。

先述した通り、1〜2歳はママ好きのピークで、子どもは「好き嫌い」ではなく、日頃の生活密着度が高い安心感のある人を選びます。

筆者
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食事・オムツ交換・着替え・睡眠など子どもの生活の基盤を支えているのはママの場合が多いですよね。

「自分の生命線を握っている」ママに強く依存するので、子どもは「パパイヤ!」が発動しやすくなるのです。

筆者
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我が家も私と子どもの2人暮らしだったので、強烈なパパイヤ期がありました。

でもこれは、あくまで子どもがパパ嫌いになりやすい発達の時期にあるだけなので、過度に心配しないようにしましょう。

そして、
「パパイヤ期の子どもには、どう接したら良いの?」
「パパにどう行動してもらうのが良いの?」

という疑問については、【元小児科看護師体験談】2歳児がパパを嫌がる理由と対処法を解説! でまとめているので、あわせて確認してみてください。

【元小児科看護師解説】ママ好きでも自立につながる関わり方

子どもがママにべったりすぎると、

「このまま自立できないのでは

「甘やかしすぎなのかな」

と不安に感じる人もいるでしょう。

そんなあなたのために、ママ好きでも自立につながる子どもとの接し方を紹介します。

自立につながる子どもとの接し方
  • 抱っこや手を繋ぐなど、スキンシップする
  • 言葉で安心づける
  • 少しずつ「できた」を増やす

「甘えさせたら余計に離れられなくなるのでは?」
と不安になる人がいますが、実は甘えられる経験こそが自立の土台になります。

なぜなら、子どもは安心できる大人にしっかり甘えられるほど、心の中に「安全基地」が育つからです。

先述した通り、子どもは安全基地があるからこそ「離れてみよう」「やってみよう」「挑戦してみよう」という気持ちが芽生えます。

筆者
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特にスキンシップは最強の安心スイッチで、ハグやスキンシップが「ストレスホルモンを下げて幸せホルモンを分泌させる」とは聞いたことがありませんか?

子どもも触れられることで、情緒が安定して外の世界にチャレンジできるようになります。

同様に、
「大丈夫、ここにいるよ」
「不安だったね」

などの言葉をかけて、「気持ちをわかってもらえた」という体験を積めると、子どもはさらに安心します。

そして自立を促すのに一番大切なのは、ほんの少しのチャレンジを少しずつ積み重ねることです。

靴を片方だけ自分で履いたり、お皿を運んだり、「できた!」が増えると自己効力感が育ち、自然と自立へ向かいます。

筆者
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私も息子がオムツをゴミ箱に捨てれた時に、「すごいね!」「上手!」と褒めてあげると、私のゴミまで積極的に捨ててくれるようになりました。

「ママに依存してるのかもしれない」「自立できなかったらどうしよう」と不安になっている人は、上記3つのポイントを押さえた関わり方を実践してみてください。

参考:Ashley M Groh et al.,(2017).Attachment in the Early Life Course: Meta-Analytic Evidence for Its Role in Socioemotional Development.Child Development Perspectives, 11(1),70–76,https://doi.org/10.1111/cdep.12213
Linda Handlin,et al.,(2023).Human endogenous oxytocin and its neural correlates show adaptive responses to social touch based on recent social context.eLife,e81197,https://doi.org/10.7554/eLife.81197
Gabriel Lopez-Garrido,2025,“Bandura’s Self-Efficacy Theory Of Motivation In Psychology.”SimplyPsychology, (Retrieved January 27, 2026,https://www.simplypsychology.org/self-efficacy.html).

【Q&A回答】男の子ママが抱えやすい悩みに看護師がアドバイス

男児の子育ては「ママ好き」が強く出やすかったり、怪我が多かったりと、男の子を育てた経験がなければ分からない悩みも多いです。

筆者
筆者

ここでは、息子を育てる看護師ママとして、自分自身の悩んだ経験も含めて、あなたのお悩みに回答します。

「男児の子育て経験者がいない」
「親族や友人の子どもは女の子ばかり」

で、気軽に相談できる相手がいない人は、参考にしてみてください。

Q
うちの子、ママにベッタリ…これって私の育て方のせい?
A

ママの育て方のせいではありません。

男の子は、1〜2歳頃に「特定の人への強い愛着」が出やすくなります。

これは正常な発達段階で、むしろ安心できる相手がいる証拠です。

ママが悪いわけではないので、安心してくださいね。

Q
男の子にマザコンが多いのはなぜ?
A

男の子にマザコンが多いのは、以下5つの理由があります。

  • 乳幼児期に自分をお世話をしてくれるのが母親だから
  • ママが男の子を特別視しやすいから
  • 男の子は感情コントロールや自立においても、女の子よりゆっくり成長する傾向にあるから
  • 男の子は表現がストレートだから

男の子が母親に強く結びつきやすいのは、育児の中心が母親であることや、女の子より成長がゆっくりで、安心できる存在として母親を求める期間が長くなりがちだからです。

特にパパが仕事で不在の時間が多いと、相対的にママとの関係が強くなり、心理的な距離が近い状態が長く続きやすくなります。

他にも、母親が無意識に息子を「特別扱い」すると、息子がそれに応える相互作用が発生し、マザコンを助長させます。

実際は女の子も母親に強く依存する時期はありますが、男の子の方が表現がストレートで可視化しやすいので、マザコンに見えやすいのです。

Q
息子はママよりパパが好き…自分の存在感がなくて悲しい
A

息子を可愛がってるママほど、パパにベッタリだと悲しい気持ちになりますよね。

でも男の子は、自分と同じ性の大人に憧れを持ち始める時期があります。

特にパパは、力強さや遊びのダイナミックさがあり、子どもの気持ちが向きやすくなるんです。

これは子どもの中で、「パパ=憧れ・刺激」「ママ=安心・土台」という役割分担が起きているだけで、「ママが嫌い」になったわけではないので、安心してください。

そして、あなたの「悲しい」気持ちは、息子をどれだけ大切に思っているかの裏返しです。

筆者
筆者

その気持ちは、息子の心に確実に積み重なって、大切な人生の土台になっているので、自信を持ってくださいね。

Q
ママにばかり負担が偏ってしんどい…
A

子どもがママべったりだと、ママにばかり負担が偏って大変ですよね。

筆者
筆者

我が家も何をするにもママの息子に、毎日疲弊していました。

負担を減らす方法はいくつかありますが、私が1番おすすめするのは、外部サービスの利用です。

お金はかかりますが、簡単で効果が出るのが最も早いです。

参考までに、外部サービス初心者でも始めやすいおすすめサービスを以下にまとめたので、検討してみてください。

おすすめの外部サービス
  • ミニメイドサービス
ミニメイド・サービス

家事代行初心者におすすめなのは、ミニメイドサービスです。
正直家事代行サービスは、本社の対応が悪かったり、来る人によって質がバラバラだったり、口コミが左右するものが多いです。
そんな中、ご利用継続率96%のミニメイドサービスは良い口コミも多く、20年以上愛用している人もいます。
外部サービスに慣れていない人は、まず家事代行の老舗のミニメイドサービスから試すと、失敗が少なくて安心です。
  • きらりライフサポート

きらりライフサポートは家事も、育児も、ペットシッターも、柔軟に対応してくれるご家庭サポートです。
通常外部サービスは、家事だけ、ベビーシッターだけ、ペットシッターだけ、と役割が限定されている場合が多いですが、ここは子どもがいても、ペットがいても、家庭の状況に応じた対応をしてもらえます。
特に、家事代行やベビーシッターは来る人が毎回違って、「1から説明しないといけない」「子どもが慣れてくれない」ケースも多いですが、きらりライフサポートは家庭専任制なので、その手間や心配がありません。
親しい親戚に依頼するような感覚で頼れるので、身近に頼れる人がいないママにおすすめのサービスです。
  • パルシステム

「買い物に行く時間がない!」「食料調達がストレス・・・」というママにおすすめなのが、パルシステムです。
食材に限らず日用品も購入できるので、嵩張るトイレットペーパーや重たい飲料水を届けてもらうと、本当に買い物が楽になります。
食材も離乳食の素材やミールキットなどがあるので、忙しい日の時短料理に役立ちます。
ご近所さんでは、ほとんどの子持ち家庭が利用しているほど浸透しているので、試してみてください。

他にもママの負担を減らす方法は、【ワンオペ育児のタイムスケジュール】別居中フルタイムワーママ看護師の一日でまとめているので、あわせて確認してくださいね。

参考:Marco Del Giudice , Jay Belsky.(2010).Sex Differences in Attachment Emerge in Middle Childhood: An Evolutionary Hypothesis.Child Development Perspectives, 4(2), 97–105,https://doi.org/10.1111/j.1750-8606.2010.00125.x
Rosangela Bando.et al.,(2024).Gender Differences in Early Child Development: Evidence from Large-Scale Studies of Very Young Children in Nine Countries.Journal of Economics, Race, and Policy ,7, 82–92,https://link.springer.com/content/pdf/10.1007/s41996-023-00131-1.pdf
Dee Hann-Morrison.(2012).Maternal Enmeshment: The Chosen Child.SAGE Open,2(4),1-9,https://doi.org/10.1177/2158244012470115
Alejandro Sanchis-Sanchis.(2020).Effects of Age and Gender in Emotion Regulation of Children and Adolescents.Frontiers in Psychology,11,Article 946,https://doi.org/10.3389/fpsyg.2020.00946
Miles Groth.(2016).A father to love: eros and identification in boys– an emendation of Freud on the male oedipal drama.THE SCANDINAVIAN PSYCHOANALYTIC REVIEW, 39(1), 26–34,http://dx.doi.org/10.1080/01062301.2016.1210317

まとめ|男の子の「ママ好き」は安心の証

男の子がママ好きになるのは、発達的にも心理的にもとても自然な反応です。

ママによっては、
「愛情のかけ方はこれでいいの?」
「子どもが離れなくて家事が進まない」

と悩みの原因になっているかもしれません。

でも子どものママ好きは1~2歳がピークで、自然と落ち着いてくるものです。

そしてママの負担は毎日のちょっとした工夫で、かなり軽減できます。

筆者
筆者

毎日ワンオペで疲れ果てていた私も、勇気を出して外部サービスを利用してから、本を読んだりブログを書いたりする時間を持てるようになりました。

上述したように、家事代行初心者は「ミニメイド・サービス」、ベビーシッターと家事代行の両方をお願いしたい人は「きらりライフサポート」、買い出しや料理がストレスな人は「生協の宅配パルシステム」を利用してみてください。

初めは不安ですが、利用してみると「なぜもっと早く頼らなかったんだろう…」と感じますよ。

そして子どもがママ好きなのは、あなたの育児が間違っているからでも、甘やかしているからでもありません。

むしろしっかり愛着形成ができていて、子どもがママに安心している証拠なので、自信を持ってくださいね。

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